@article{oai:iot.repo.nii.ac.jp:00000086, author = {日向, 輝彦 and Teruhiko, HINATA}, issue = {3}, journal = {ものつくり大学紀要, The Bulletin of Institute of Technologists}, month = {}, note = {最近の,日本のものづくりの技術力の高さを世界に誇れるような明るい話題として,「東京スカイツリー」(以下,スカイツリーと呼ぶ)がある. ご承知のように,スカイツリーの構造は,写真1および写真2に示すように,巨大な鋼管が複雑に組み合わせられた鉄骨構造となっており,その建設工事の最盛期には,1日約500名もの作業員が各種の工事に携わり,その内の約80名が溶接の作業に関わっていたとの報道があった. このように,大小様々な鋼管が複雑に組み合わせられた溶接においては,その接合部(溶接継手)の形状は多種多様であり,溶接の自動化が難しかったことから,スカイツリーの溶接は,臨機応変に対応できる多くの熟練技能者の技によって成し遂げられている.このスカイツリーの建設は当初から日本中の人々から大いに注目され,私のように溶接の教育に携わる者としては,このような機会こそ,溶接技術の重要さやその技能の大切さが,若者や一般の人々に広くアピールできる貴重な機会になるものと大いに期待していた.しかしながら,その溶接は,写真3に示すような,暴風雨対策と発生する火花やアーク光を周囲に漏らさないための安全対策が十分に施された中で行われたこともあり,その建設に溶接が重要な役割を担っていたことに気づかなかった人々も多いのではないかと,こうした面ではやや残念に思われる. 私は,これまで一貫して,若者に溶接の技術や技能の教育を行う業務に携わってきた.こうした中,近年の溶接の分野においても,若者の技能離れや熟練技能の伝承に関する問題が取りざたされている.そこで,こうした現状を踏まえて,筆者のこれまでの経験を基にした溶接の技能に関する考察や,溶接技能の解析や熟練技能の伝承が可能となる装置として開発を進めてきた「溶接技能解析システム」の概要などについて解説する.}, pages = {88--94}, title = {溶接の技能教育と溶接技能解析システムの開発}, year = {2012}, yomi = {ヒナタ, テルヒコ} }