@article{oai:iot.repo.nii.ac.jp:00000213, author = {平岡, 尚文 and 坂本, 開 and HIRAOKA, Naofumi and SAKAMOTO, Kai}, issue = {9}, journal = {ものつくり大学紀要, The Bulletin of Institute of Technologists}, month = {}, note = {Very large binding force between two interleaved phone books was reported to be attributable to the selfamplification of friction force between pages generated by the page tilt due to the thickness of stacked pages.In this study, we carried out simple experiments to examine this force amplification phenomenon on a single sheet basis. A sheet sandwiched between two sheets was pulled-out in a tilted direction. The pull-out forces were found to increase with the tilt angle increase and nearly satisfied the statically predicted values, which verified the basic mechanism of self-amplification of friction force., 2 冊の本のページを交互に積層し,背表紙を持って本同士を引き離す方向に引っ張ると,非常に大きな本同士の結合力が発生する現象が知られている¹⁾²⁾.電話帳のような1 ページが薄く,全体の分厚い本において特に強い力を発生させやすいので,「電話帳(結合)現象」と呼ばれることもある(例えば文献2)). 昔から知られている現象であるにもかかわらず,長く科学的説明は試みられてこなかった2)が,近年 Alarcόn らにより,理論的な説明がなされた³⁾. それによると,シートを重ねていくと外側のシートほど中央部分のシートに対し傾きが大きくなる.これを背表紙を持って中央部分のシートに平行に引張ると,傾きによって引張力の一部がシート同士を押し付ける力に変換され,その結果シート間摩擦力が増加し,引き抜きに必要な力が増加する.強く引っ張るほど押し付け力が増し,摩擦力が増すという,摩擦力の自己増幅がこの現象の基本メカニズムであるとしている.研究では多数のシートを挟んだ場合の引き抜き力を見積もる積分形式の式が示され,実験値との大まかな一致を見ている. しかしながら著者らはメカニズムには同意するものの,提示された式は本同士のマクロな結合力を見積もることを主眼として,シートの重なりを連続体近似して扱ったものである.実験結果もこれに合わせ多数シートを積層して得たもので,シート単体でそのメカニズムが成立しているかは検証されていない.また,式を導出する際には境界条件や摩擦係数等の不確定さが含まれている.したがって,提示されたメカニズムの妥当性をより強固に示すには,単純かつ明快にシート単位で基本となるメカニズム,すなわちシート傾斜による引張力の増加を検証することが必要と考えた.}, pages = {1--5}, title = {ページ交互積層による電話帳結合メカニズムの検証}, year = {2019}, yomi = {ヒラオカ, ナオフミ and サカモト, カイ} }